home

/

お役立ち情報

/

訪問介護(ホームヘルパー)の1日の流れとは?1日に何件訪問できる?

訪問介護(ホームヘルパー)の1日の流れとは?1日に何件訪問できる?

公開日時:2024.5.10

更新日時:2026.7.13

訪問介護ステーションを開業する方は、実際に1日どのくらい訪問ができればよいのか明確になっていないという方が多いのではないでしょうか?また、既に開業している方は現状の訪問の回り方や訪問件数が現状のままで良いのか不安に感じているという方もいらっしゃるのではないでしょうか。

そこで、訪問介護の1日の流れや平均的な訪問件数、さらに売上を向上させるためのポイントについても解説いたします。

訪問介護の仕事内容

訪問介護の仕事は以下の3つの区分に分けられています。

・身体介護…利用者さんの身体に直接触れて行う援助
 内容:入浴介助、食事介助、移乗介助、排泄介助 等

・生活援助…私生活で必要な家事全般の援助
 内容:掃除、洗濯、調理、日用品の買い出し 等

・通院等乗降介助…病院や施設に通院している利用者さんの移乗・移動の援助
 内容:車への移動・移乗、病院での受付、薬の受け取り 等

訪問介護の区分については下記の記事で詳しく解説しています。
訪問介護のサービス提供時間の区分とは? 多様な時間区分に対応するポイントも解説!

訪問介護員(ホームヘルパー)は1日何件担当する?

訪問介護員1人あたり、1日にどれくらい訪問を行うのでしょうか?
事業所の規模や援助の内容によっても異なりますが、厚生労働省の調査結果をもとに平均値を解説します。

正社員の場合

厚生労働省が発表している「令和5年度介護事業経営実態調査結果」によると、常勤換算職員1人当たり訪問回数は月間で104.6回とされています。月20日の勤務とすると、1人当たりの1日の訪問件数は5.2件が平均となります。

ただし事業所によっては7〜8件程訪問するところや、1回の訪問時間が短い訪問を重ねると10件以上訪問できる場合もあります。

出典:厚生労働省 令和5年度介護事業経営実態調査結果

 アルバイト・パートの場合

正社員は8時間で5.2件の訪問を行うため、勤務時間の短いアルバイトやパートの職員は勤務時間に応じて、訪問件数が少なくなります。また、移動時間や準備の時間も勤務時間に含まれるため、短時間の勤務でも勤務時間いっぱい訪問できるわけではありません。

アルバイトやパートでもフルタイムで働く場合には、常勤と同様の5.2件の訪問が可能ですが、午前のみや午後のみ、依頼の多いお昼時や夕方のみの場合は、1〜2件の訪問となることが多いようです。

また、依頼自体が少ない時間帯もあるため、職員の出勤希望の時間と訪問時間が合わないということもあるため、訪問件数を増やすことが難しい場合もあります。

訪問介護職員の1日の流れ

前項でご紹介した訪問件数をもとに、1日の流れをご紹介します。

他のステーションさんがどのように訪問に回っているのか気になる、という方は是非ご覧ください。

正社員の場合

正社員の場合は5.2件の訪問が平均の為、今回は5件の訪問を行う場合の流れをご紹介します。

9:00

事業所を出発

9:10~9:40

身体1の訪問

9:40~10:10

移動

10:10~11:50

身体1生活2の訪問

11:50~12:10

移動

12:10~13:10

昼食・休憩

13:10~13:20

移動

13:20~14:50

身体1生活1の訪問

14:50~15:20

移動

15:20~16:10

身体2の訪問

16:10~16:20

移動

16:20~17:30

身体2の訪問

17:30~17:40

事業所へ帰社

17:40~18:00

記録業務

18:00

退勤

アルバイト・パートの場合

今回は14時〜18時の勤務の場合の訪問例をご紹介します。

14:00~14:30

自宅から直行

14:30~15:30

身体1生活1の訪問

15:30~16:00

移動

16:00~16:30

生活1の訪問

16:30~16:50

移動

16:50~17:20

身体1の訪問

17:20~17:30

事業所へ帰社

17:30~18:00

記録業務

18:00

退社

アルバイトやパートの場合、直行直帰で訪問を行うことが多くなります。
申し送りは必要なので、出勤日の朝に申し送りを電話で受けたり、チャットツールで引継ぎ事項の連絡を行う場合もあるようです。

訪問介護の売上をUPするためには?

訪問介護の売上を向上させる為には、「訪問件数」がポイントとなります。ここでは、訪問件数と売上の関係とどのように件数を増やすと良いのかをご紹介します。

訪問件数と売上の関係

訪問介護の売上を求める場合下記のような計算式で算出することができます。

売上 = 訪問件数 × 訪問単価

訪問介護事業の売上はシンプルに上記の計算式となり、式からもわかるとおり訪問件数を引き上げることは売上のアップに直結します。
ただ、売上がいくら上がっても、コストが同じように上がってしまっては利益を上げることができません。そこで、先ほどの式をもう少し分解してみましょう。

売上 = スタッフ数 × スタッフ1人あたりの訪問件数 × 訪問単価

上記のように、訪問件数を増やすためにはスタッフ数を増やすか、スタッフ1人あたりの訪問件数を増やすかの2択があります。売上の向上とともに利益の確保を実現するためにはスタッフ1人あたりの訪問件数をいかに引き上げるかが重要になります。

訪問介護の支出は人件費が大半

前段の内容の根拠として、訪問介護事業のコスト構造を見てみます。
厚生労働省が発表している「令和5年度介護事業経営実態調査結果」では、令和4年度の訪問介護の月間の平均収入が292.2万円のなか、給与費が217.5万円と74%を人件費が占めていることが分かります。訪問件数を増やすためにスタッフを増やしてしまっては、コストも上がってしまうため、利益を向上させることが難しくなります。

そのため、利益率を向上させるためには、スタッフの人数はなるべく維持しながら1人あたりの訪問件数を増やすことが重要です。利益率が向上することで、スタッフの皆様が働きやすい環境構築に積極的に投資するなどの、改善も行いやすくなります。

しかし、訪問件数を増やす為に職員の負担を考えずに訪問を詰め込んだり、無理な訪問スケジュールを組んでしまうと、職員の不満が溜まり、離職に繋がってしまいます。
厚生労働省の調査によると、2022年度の訪問介護の有効求人倍率は15.53倍と非常に高く、1人離職をしてしまうと新しく採用するのが困難な状況です。そのため、職員の負担を抑え、無理なく訪問件数を増やすことが重要となります。

出典:厚生労働省 令和5年度介護事業経営実態調査結果
厚生労働省 訪問介護

訪問介護の訪問件数を増やすポイント

こちらの章では、無理なく訪問件数を増やすにはどうしたらよいのか、ポイントを2つご紹介いたします。

営業を行い新規依頼獲得

訪問件数を増やすためには、まずは新規依頼を獲得することが重要です。
しかし、やみくもに営業を行うのでは無く、なるべく現在依頼を受けている利用者さんの近くのエリアで戦略的に営業を仕掛けることが重要です。その際に、近隣のケアマネジャーやMSWで関係が構築できていないところが無いか、を確認しましょう。近隣の営業先で抜け漏れ無く関係構築を進めることが重要です。

その際に訪問介護の営業先には「居宅介護支援事業所」「地域包括支援センター」「病院など医療施設」の3つが挙げられます。

居宅介護支援事業所

ケアマネジャーが要介護認定社に対して、居宅サービス計画書を作成し、必要なサービスとの調整、依頼を行います。そのため、居宅介護支援事業所へ営業に行く際は、ケアマネジャーに対し、自社の特徴や得意分野、営業時間や受入れ状況を伝え、日ごろから信頼関係を構築しておくことが重要です。

地域包括支援センター

地域の高齢者を支える相談窓口です。保健師や社会福祉士が在籍し、幅広い相談に対応します。要介護認定の申請代行も行なっている為、地域の高齢者の実情を把握している機関といえます。

病院など医療施設

看護師やソーシャルワーカーが在籍し、地域のケアマネジャーと連絡を取り合っていたり、地域の診療所は、退院後にかかりつけ医になることもあるため、事業所の特徴や場所を知っておいてもらったり、信頼関係を築いておくことで新規依頼に繫げることができます。

効率の良い訪問ルートで件数を増やす

訪問件数を増やす為には、移動時間を減らし、訪問にかけられる時間を増やすことが重要です。1日の訪問で効率の悪い回り方をしてしまうと本来行けるはずの訪問件数が少なくなってしまいます。

また、移動手段も重要です。近い距離のみの訪問や狭い道が多い地域では車よりも自転車の方が早く訪問できます。移動範囲が広い場合には、車やバイクでの移動でないと移動に時間がかかってしまいます。移動手段によっても効率的なルートが異なる場合があるので注意が必要です。

事務作業・管理業務の効率化

訪問以外にも必ず発生する、カルテなどの記録業務やシフトや訪問スケジュールの作成、レセプト業務などの管理業務を効率化し、作業にかける時間を削減することも重要です。

主流となった電子カルテやレセプトシステム以外にも、シフトの作成や訪問スケジュールの作成を自動化するシステムなど、様々なツールがあります。それらのツールを活用することで、時間を削減するだけでなく、事務や管理にかけていた人件費・経費の削減に繋がり、残業などが減ることにより働き方改革にも繫げることができます。

『ZEST』の活用で無理なく訪問件数をUP

訪問スケジュール自動作成クラウド『ZEST』では訪問スケジュールの作成にかける時間を削減し、無理なく訪問件数を増やすことができます。どのように貢献できるのかご紹介いたします。

移動ルートの最適化で訪問件数アップに貢献

訪問スケジュール自動作成クラウド『ZEST』は、スケジュール作成者に代わって、利用者さんの希望時間や利用者さんと職員のマッチング項目、職員の勤務シフトなどの条件に加え、担当者の固定やチーム制、ローテーション、複数名による同行訪問、施設やご夫婦への訪問など業界ならではの条件まで考慮し、人が考え抜いたかのような最適解をご提案いたします。さらには、Googleマップと連携しているため、効率的な移動ルートになっているため、無理なく訪問件数を増やすことが可能です。

また訪問件数を増やすだけで無く、訪問スケジュールの作成時間を短縮し、スケジュール自体の効率性を引き上げることが可能です。

『ZEST BOARD』の活用で稼働率、アイドリングタイムをチェック

『ZEST』で作成した訪問スケジュールのデータをもとに、経営指標を見える化する『ZEST BOARD』では、訪問件数・時間はもちろんのこと、移動時間、新規利用者数や保険種別・サービス種別、利用者MAPなど、経営に必要な情報をすぐに集計・グラフ化します。

曜日別や職員別の稼働率やアイドリングタイム(訪問・移動時間以外の空き時間)も確認することができるため、営業や新規依頼を受けるための判断基準として活用できたり、稼働率が低かったり、アイドリングタイムが多いスタッフと数字をもとにした建設的な会話が可能になります。

まとめ

今回は訪問介護の1日の流れと訪問件数を増やすためのポイントをご紹介しました。無理のない範囲で訪問件数を増やし、安定した訪問介護ステーションの運営を実現しましょう。

ZESTでは毎日無料オンライン説明会を行っておりますので、ご興味がございましたら是非お申込みください。
お役立ち情報の他に無料セミナーなどを行っております。実際に『ZEST』を導入して業務効率化に成功している事業所の経営者にご登壇いただくセミナーもございますので、是非ご参加ください。

最後までお読みいただきありがとうございました。

人気コラムランキング

おすすめお役立ち資料

お役立ち情報一覧

arrow_forward

専門のスタッフが課題に
合わせて対応いたします
まずはお問い合わせください

※ZESTは「デジタル化・AI導入補助金2026」対象ツールです