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【徹底比較】専門看護師と認定看護師の違いとは?定義、役割、専門分野、難易度、キャリアを解説

【徹底比較】専門看護師と認定看護師の違いとは?定義、役割、専門分野、難易度、キャリアを解説

公開日時:2025.11.21

更新日時:2026.7.13

「専門看護師」と「認定看護師」は、特定の分野において深い知識や経験を持つ看護のスペシャリストとして、看護の現場で高い評価を受けている資格です。どちらの資格も、特定分野における専門家として公益社団法人日本看護協会に認定された看護資格であるという共通点があります。

高度化・専門分化が進む医療現場において、これらのスペシャリストは看護の質の向上に大きく貢献しています。しかし、この二つの資格は、専門分野の数や担う役割、資格取得の要件、難易度などに明確な違いがあります。

この記事では、専門看護師と認定看護師の基本的な定義から、資格取得に必要な教育課程、費用、具体的な役割の違いまでを徹底的に比較解説します。看護師としてキャリアアップを考えている方、どちらの資格を目指すべきか迷っている方は、ご自身のキャリアプランに合った選択をするためにも、ぜひ参考にしてください。

専門看護師(CNS)と認定看護師(CN)の基本定義

専門看護師(CNS:Certified Nurse Specialist)とは

専門看護師とは、患者様やそのご家族などに対して質の高いケアを行うために、特定の分野の知識や技術を備えたと認められた看護師です。

この資格を取得した者は、看護系の大学院で修士課程を修了し、必要な単位を取得した後、日本看護協会が実施する専門看護師認定審査に合格する必要があります。

専門看護師の役割は、患者様本人の看護だけでなく、患者様のご家族や地域と連携してケアを行ったり、現場の人材育成や調整などの仕事にも加わったりする、非常に幅広いものです。広い視野を持って、専門看護分野の専門性を発揮し、施設全体や地域の看護の質の向上に努めることが期待されています。

認定看護師(CN:Certified Nurse)とは

認定看護師も、特定の看護分野において深い知識と熟練した看護技術を持っていると認められた看護師です。

高度化し専門分化が進む医療の現場において、水準の高い看護を実践できると認められた看護師として定義されています。高度な知識と技術で患者様への質の高い看護の提供や、看護実践を通して後輩指導などの役割も期待されています。資格取得のためには、看護師として5年以上の実践経験を持ち、日本看護協会が定める600時間以上の認定看護師教育を修め、認定審査に合格することが必要です。

専門看護師と認定看護師の9つの違いを比較

専門看護師と認定看護師は、どちらも高い知識と技術を持つスペシャリストですが、その活動範囲や取得難易度において明確な違いがあります。

【違い1】求められる役割・活動範囲の違い

専門看護師は、認定看護師よりもさらに幅広い役割を担っています。

両資格に共通して求められる役割は以下の3つです。

1. 実践:高い看護技術で質の高い看護ケアを提供する。
2. 指導(教育):看護実践を通して後輩看護師に指導を行う。
3. 相談:看護職に対してコンサルテーション(相談)を行う。

専門看護師には、上記の3つに加え、さらに以下の3つの役割が求められ、合計6つの役割を果たします。

1. 調整:保健医療福祉に関わる人員のコーディネートを行う。
2. 倫理調整:倫理的な問題や葛藤の解決を図る。
3. 研究:専門知識や技術の向上のための研究活動を行う。

【違い2】特定分野の数と内容の違い

それぞれの資格で対象とする特定分野の数と内容が異なります。

資格

特定分野の数

特徴と分野(一部)

専門看護師

14分野

がん看護、精神看護、地域看護、急性・重症患者看護、家族支援、災害看護、放射線看護、在宅看護など。患者さまだけでなく、ご家族や地域社会への支援を視野に入れるため、活動内容が幅広い。

認定看護師

B課程19分野

感染管理、クリティカルケア、皮膚・排泄ケア、糖尿病看護、乳がん看護、緩和ケア、手術看護など。専門看護師の分野と比べると、内容がより限定的となる。

なお、認定看護師には2020年度から教育が開始されたB課程19分野のほかに、A課程21分野がありますが、こちらは2026年度で教育終了予定です。また、2018年1月時点では、専門看護師は13分野、認定看護師は21分野が対象とされていました。

【違い3】ケア対象の違い

専門看護師と認定看護師では、ケアの対象とする範囲が異なります。

• 認定看護師:主に患者様に対して看護を行います。

• 専門看護師:「患者様とそのご家族」に対してトータルでケアを行います。例えば、在宅看護の患者様に対し、看護中のご家族の相談を受けたり、地域の訪問看護施設へ働きかけたりしながら、多くの人と連携したサポートを行うことが可能です。

【違い4】資格取得に必要な教育課程の違い

資格取得のためには、まず共通して看護師として5年以上の実践経験が必要です(うち3年以上は専門分野での実務)。その後の教育課程が大きく異なります。

• 専門看護師:看護系大学院の修士課程にて、約2年間で38単位の取得と研究活動を行うことが必須です。

• 認定看護師:日本看護協会が指定する認定看護師教育機関で、およそ6ヶ月〜1年(600時間以上)の所定のカリキュラムを修了する必要があります。

教育課程を修了したあと、いずれも認定審査に合格しなければ資格は取得できません。

【違い5】資格取得の難易度の違い

一般的に、資格を得る難易度は認定看護師よりも専門看護師のほうが高いと言えます。

専門看護師は、修士課程の修了が必須であり、専門分野にかかわる深い知識を学ぶだけでなく、研究活動を通じて課題解決能力や分析力など、より高度な知識と研究能力が求められるためです。認定看護師の研修も高い水準を求められますが、専門看護師と比べると短期間で資格取得を目指すことができます。

【違い6】資格取得者数の違い

資格を持つ人数にも大きな差があります。専門看護師は大学院修了という高いハードルがあるため、取得者数は認定看護師よりも少なくなっています。

2023年12月時点での登録者数は以下の通りです。

• 認定看護師の登録者数(A・B課程合算):24,095人

• 専門看護師の登録者数:3,316人

【違い7】資格取得にかかる費用の違い(目安)

資格取得に必要な費用も、教育課程の違いから差が生じます。

• 認定看護師:約100万円が目安。

• 専門看護師:約200万円が目安(大学院に通うため高額になる傾向がある)。

【違い8】主な勤務先の違い

認定看護師、専門看護師いずれも80%以上が病院で働いていることがわかっています。

一方で、専門看護師は、看護系の教育機関で働く割合が高い傾向があります。

勤務先

認定看護師

専門看護師

病院

89.9%

82.3%

訪問看護ステーション

4.9%

4.4%

看護系の教育機関

1.2%

8.9%

診療所

1.6%

0.5%

 【違い9】職位の違い

両資格とも、現場での実践経験を活かし、看護チームのリーダーや教育担当として活躍しており、中間管理職として働くケースが多いです。

職位

認定看護師

専門看護師

スタッフ(非管理職)

32.3%

35.5%

中間管理職(主任、副看護師長、看護師長)

54.5%

43.1%

管理職(副看護部長、看護部長、副院長)

5.7%

8.1%

管理職などではないが資格を活かした役割がある

6.5%

9.2%

出典:公益社団法人日本看護協会:2022 年度 専門看護師・認定看護師に対する評価・処遇に関する調査

専門看護師と認定看護師、それぞれに向いている人

どちらの資格を目指すかは、将来どのような看護師になりたいか、どのような活動を通して看護に貢献したいかによって変わってきます。

専門看護師に向いている人

専門看護師は、より高度な知識や技術を持ち、教育や研究、地域連携などの幅広い視点から看護の問題に取り組みたい方に向いています。

• 現場でのケア提供だけでなく、より専門的で影響範囲が広い仕事をしたい人。

• より良い看護ケアのために、専門分野の看護研究を深めたい人。

• 周囲の医療関係者も巻き込み、医療体制を整える活動(調整、倫理調整、教育)がしたい人。

• 患者様だけでなく、ご家族や地域社会全体を視野に入れた支援をおこないたい人。

認定看護師に向いている人

認定看護師は、特定の分野でのケアを実施して貢献したいと考える方に向いています。

• 専門性の高い知識を身に付け、医療現場でより質の高い看護ケアを実践したい人。

• 特定の医療分野に特化したプロフェッショナルになりたい人。

• 常に現場の最前線に立って患者様と接していたい人。

• 看護実践を通して、ほかの看護師への指導や教育をおこなう役割を担うため、後輩の育成に熱意がある人。

資格取得を諦めない!多忙な訪問看護の現場で学習時間を確保する『ZEST』

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まとめ

深い知識と高い技術を持った「専門看護師」と「認定看護師」は、どちらも今後の看護の現場を担っていく責任の大きな役割を持った看護師です。

専門看護師と認定看護師、どちらがすごいということはありません。それぞれの資格がカバーする領域や役割が異なるため、優劣をつけるものではないからです。

ご自身が「どのような看護をしたいか」「どのようなキャリアを築きたいか」という目標に応じて、最適な資格を選ぶことが重要です。また、資格取得にかかる時間や難易度、費用も異なりますので、この点も考慮して慎重に検討することが大切です。

これらの資格を取得することで、看護師としての仕事の幅がぐっと広がるでしょう。

ZESTでは、毎日無料オンライン説明会を行っておりますので、ご興味がございましたら是非お申込みください。

お役立ち情報の他に無料セミナーなどを行っております。実際に『ZEST』を導入して業務効率化に成功している事業所の経営者にご登壇いただくセミナーもございますので、是非ご参加ください。

最後までお読みいただきありがとうございました。


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