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訪問介護の人手不足の原因とは?人手不足を乗り越えるポイントも解説

訪問介護の人手不足の原因とは?人手不足を乗り越えるポイントも解説

公開日時:2024.7.1

更新日時:2026.7.13

高齢化社会が進行し続ける日本で、訪問介護は重要な役割を果たしています。しかし、少子化の影響や業界が抱える様々な課題により、深刻な人手不足に直面しています。

今回は、訪問介護業界の課題や人手不足の原因、そしてその解決策をご紹介します。

訪問介護業界の課題

訪問介護業界が人手不足であると言われているのは、有効求人倍率の高さ、そしてヘルパーの高齢化が進行していることが理由として挙げられています。1つずつ実態を見てみましょう。

有効求人倍率が15.53倍!過去最高

有効求人倍率とは、「求職者1人に対して何件の求人があるか」を示す指標です。訪問介護業界の有効求人倍率は15.53倍と過去最高の倍率となっており、一般企業の有効求人倍率1.31倍と比較すると、非常に高いことが分かります。求人数に対して応募者が極めて少なく、訪問介護業界の人手不足がどれだけ深刻なものか、この数字からお分かりいただけるかと思います。

ヘルパーの高齢化

訪問介護の現場では、既存のヘルパーの高齢化が進んでおり、ベテランスタッフが多い一方で若年層のヘルパーが少なくなっています。厚生労働省の調査によると、訪問介護の65歳以上の構成割合は24.4%を占めており、平均年齢は54.4歳です。介護業界全体の65歳以上の割合は14.6%、平均年齢は50.0歳で、特に訪問介護業界の高齢化が進行していることが分かります。

これにより、高齢のヘルパーが体力的に厳しい業務をこなすのが難しくなりサービス提供に支障が出るほか、若手の少なさから技術や知識の継承が困難になっています。さらに、定年退職や健康上の理由による離職が増え、人手不足が一層深刻化することが予想されます。若い世代のヘルパーの人員確保が今後の課題と言えます。

出典:厚生労働省 訪問介護

訪問介護の人材不足の原因

では、なぜここまで訪問介護は人手不足が深刻化してしまうのか。この原因として以下の4つが挙げられます。社会的な課題ですが、実際に働いていて感じる部分もあるのではないでしょうか。自ステーションでも該当する課題があるか確認しましょう。

給与の低さと労働条件

訪問介護職の給与は、介護サービス事業所の中で平均年収が一番低いという調査結果が出ています。給与が低いことで、若い人材や新しい人材が訪問介護を選びにくくなっています。

さらに、介護を1人で行なったり、訪問先から訪問先への移動による身体的な負担に加え、基本的に1人で訪問するため、責任の重さや緊急時にも1人で判断しなければならない精神的な負担が大きいです。こういった給与と業務の重さのギャップが、人材確保の大きな障壁となっています。

研修や資格取得の機会不足

訪問介護は、基本的に1人で訪問に行き、様々な病状の利用者さんの介護を行うため、より専門的な知識や技術が求められます。しかし、事業所として時間が確保できず、社内研修を開催できなかったり、社外研修に参加する体制が整っていない場合、継続的なスキルアップや資格の取得が難しく、モチベーションの低下やキャリアパスの見通しが立ちにくくなり、離職に繫がりやすくなってしまいます。

仕事の認知度と社会的評価の問題

訪問介護は重要な仕事にも関わらず、認知度が低く、過少評価されがちで、社会的な地位や尊敬が伴わないことが多いです。特に若い世代にとって、魅力的な職業選択肢として見られにくくなる原因となり、人材不足を加速させてしまいます。訪問介護の認知や重要性の理解を広げることが重要です。

高齢化社会における需要の増加

超高齢化社会がさらに進行する日本では、今後さらに訪問介護の必要性が加速します。それに伴い訪問介護の需要は高まりますが、少子化の加速により需要と供給のバランスが取れず、人材不足が深刻化してしまいます。特に地方では、高齢者比率が高くなる一方で、若年層の減少によりヘルパーの確保がさらに困難になっています。若い人材を確保するために、適切な対策と投資が求められます。

訪問介護の人材不足の解決策

今後の訪問介護業界の人手不足を解決するためには、若いヘルパーを増やすことが重要です。紹介する3つの解決策の実践で人手不足の軽減に繫げましょう。

給与と働き方の見直し

若い人材は介護業界以外にも働く選択肢は多々あります。その中で介護業界、ひいては自ステーションで働き続けてもらうためには、できる限り給与を引き上げつつ、柔軟な働き方にも対応していく必要があります。

給与を引き上げると一言で言っても簡単にできることではありません。売上がいくら増えていっても、その分職員数を増やしていれば収益性に変化はありませんので、給与を上げることはできません。そこで重要になるのが、職員一人当たりの売上を上げること=稼働率を上げることとなります。訪問介護ステーションの経営において人件費が多くを占めることから、この稼働率を引き上げることが利益率の向上につながり、そして給与引き上げの可能性につながります。まずは、理想と言われているステーション全体の稼働率60%以上を目指し、効率的なスケジュール管理や訪問ルートの見直しを行いましょう。

また、若い世代は結婚や子育てなどライフステージの変化が発生しやすいのも特徴です。そこで、直行直帰や中抜けにも柔軟に対応できるようにしたり、オンラインミーティングが可能な環境を整えたり、なるべく残業を減らせるように効率化を図るなどの取組が必要です。こういった働き方改革に取り組むことでワークライフバランスの向上を実現し、継続して働きやすくなることで離職防止や新規採用に繋がると思います。

研修や教育、資格取得の援助

ヘルパーの中にはご利用者さん想いの方が多く、モチベーションの維持やケアの質向上の為にも、研修や教育、資格取得のための援助に対するニーズが高いです。しかし、訪問に出ていることに加え、記録などの事務作業も多く、なかなか時間がとれない事業所も多いのではないでしょうか。そういった課題を解決するためには、デジタル化を推進し、業務効率化を図ることが効果的です。
電子カルテやレセプトシステム、スケジュールシステムなどを導入することにより、記録業務やスケジュール管理を簡素化し、スタッフの負担を軽減でき、業務が効率化することで空き時間が創出され、研修や教育に充てる時間を確保できます。スタッフのスキル向上と専門性の強化が進み、サービスの質が向上することで、ヘルパーの満足度が向上し、離職防止に繋がります。

訪問介護の魅力を発信

自ステーションのアピールのみならず、社会に向けて訪問介護の職業の魅力を広く発信することで、訪問介護業界の社会的評価の向上が期待できます。その為に自社のホームページをブラッシュアップしてみたり、SNSでの発信を強化してみたり、ブログを初めてみることでアピールしていくことが重要です。こういった活動に共感してもらえたら、自ステーションの採用にも好影響をもたらす可能性も十分あります。

上の章でも触れていますが、ヘルパーの稼働率の向上を実現できれば経営者やサ責が訪問に行く頻度を減らすことができ、新たな仕事に取り組む余裕ができるかと思います。経営者・サ責にしかできない仕事は何か?それを考え、新たな取組を初めてみてはいかがでしょうか。これにより、訪問介護自体の認知が広がり、結果として、若年層やキャリアチェンジを考えている人々に対して魅力的な職業選択肢としての認識を高めることができます。

適切な移動時間の管理をZESTがサポート

『ZEST』は、訪問スケジュールAIが最短1秒で作成可能なツールです。また、スケジュール作成の効率化、移動時間の軽減はもちろんのこと、ステーションの働き方改革にも貢献します。実際に『ZEST』をご活用いただくことで具体的にどのようなことが可能なのか、ご紹介いたします。

AIが最短1秒でスケジュールを作成でき、作成者の負担を軽減!

訪問スケジュール自動作成クラウド『ZEST』は、AIがスケジュール作成者に代わって、利用者さんの希望時間や利用者さんと職員のマッチング項目、職員の勤務シフトなどの条件に加え、担当者の固定やチーム制、ローテーション、複数名による同行訪問、施設やご夫婦への訪問など業界ならではの条件まで考慮し、人が考え抜いたかのような最適解をご提案いたし、スケジュール作成者の負担を軽減します。さらには、Googleマップと連携しているため、効率的な移動ルートを自動で計算し、効率的な訪問ルートで1日の訪問可能件数を増やし、スタッフの業務負担を軽減します。

スマホ1台で完結!「ZEST HUB」で働き方改革を推進

スマートフォンから、自分の1日の予定を確認できる『ZEST HUB』では、訪問予定に加え、訪問以外の予定、移動時間と空き時間も確認ができます。1日のスケジュールを一目で確認できるので「この空き時間に記録をしよう」と先を見据えたスケジュール管理が可能になり、空き時間を有効活用する生産性の高い働き方が可能になります。

さらに『ZEST HUB』上で利用者さん情報、申し送りのメモが確認でき、カルテやレセプト、チャットツールなどにも簡単に遷移できるため、時間がない中でもスムーズに記録・参照ができ、業務を効率的に進めることができます。

「ZEST BOARD」で正しい評価を実現

訪問スケジュールのデータから経営指標を見える化する『ZEST BOARD』では、訪問件数・時間はもちろんのこと、移動時間や新規利用者数など経営に必要な情報をすぐに集計・グラフ化ができます。給与改善にも重要とお伝えした稼働率も曜日ごとに確認可能です。

また、スタッフ別の訪問件数・時間、移動時間やアイドリングタイム、弊社独自のアルゴリズムで算出するスタッフの負荷指数も算出できるため、数値をもとに正しい評価が可能になり、スタッフ本人も納得感を持つことができます。また、改善が必要な場合でも、数値として見えていることで、曖昧なアドバイスでは無く、建設的な会話が可能になります。

まとめ

1事業所ごとの取組が、世間的な訪問介護の認知や重要性の理解に繋がっていきます。
まずは自ステーション内の離職を防ぐ取組や新規採用を増やす取組を行い、安定したステーション運営を実現しましょう。

ZESTでは、毎日無料オンライン説明会を行っておりますので、ご興味がございましたら是非お申込みください。
お役立ち情報の他に無料セミナーなどを行っております。実際に『ZEST』を導入して業務効率化に成功している事業所の経営者にご登壇いただくセミナーもございますので、是非ご参加ください。

最後までお読みいただきありがとうございました。

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