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代表インタビュー

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訪問看護は「健康を守る国防」
長寿日本一の街を支える新しい地域貢献の形

株式会社SOERUTE 山上 剛史

訪問看護は「健康を守る国防」
長寿日本一の街を支える新しい地域貢献の形

    公開日時:2025.12.22

    株式会社ソエルテについて

    法人全体で70名、訪問看護は、スタッフの人数、事務も含めて18名です。
    訪問のエリアは、主に川崎市、町田市の一部、横浜市青葉区、東京都稲城市です。
    利用者さんは200名ぐらいです。

    理念「幸せを分かち合う。Sharing Happiness」について、考え方や価値について教えてください。

    医療職や看護職が人を幸せにする時に、必ずみんな休みが少ないとか、家族で旅行に行く間もなく人の世話ばかりするとか、自分の幸せを犠牲にするんですよね。でも、人に「シェアリング・ハピネス(幸せを共有する)」をするときに、幸せを与える方に余裕がなかったら与えられないじゃないですか。例えばプライベートでも会社の人間関係でも問題が起きたときに、心がせわしなく巡ってしまって、幸せを提供することができないと思うんです。

    だから僕がまずその人に幸せを提供する前に、自分たちが幸せであるかどうかということを大事にしてほしいと言っています。チャップリンの言葉で、「人生は目の前のことで近視眼的に見れば悲劇ばかりだけど、俯瞰して見たら、喜劇だ」って、その通りだと思います。僕も36歳で離職するとは思っておらず、これからもトップになろうと思っていました。そんな中で自分のキャリアを捨てて、福祉事業を経営することになった、それも人生じゃないですか。

    それと一緒で、親の介護が必要になったり、女性だったら結婚や出産、子育てがあって、まだワンオペになる家庭も多い中で、特に看護師のキャリアは変わりやすいんですよ。

    だからそういう中でも、例えば「学校行事あるから、今日休ませてほしい」と言ったときに、誰かが「いいよ。私も子供が中学生だから踏ん張るよ」とか。逆にその中学生の受験がある時には、「ここは、私頑張るから」っていうような「持ちつ持たれつ」ができるのがシェアリング・ハピネスだと言ってるんです。その先に、利用者さんの幸せ、自分たちの幸せが充実した中で余裕を持って、本当の気持ちと技術的なテクニカルなサービスを「シェアリング・ハピネス」の中にのせて提供しなさいというのが思いですね。

    山上さんの経営者としてのお考えをお聞かせください。

    経営者として、年が近かったり、年下というのはアドバンテージだと思っていて、まずスタッフ一人ひとりに敬意を忘れないことも大切にしています。

    あと「アクセシビリティ」という考えも大切にしています。外国でリーダーシップを学んできた立場として、「怒ってるのかな」とか「ちょっと話しづらい」と思わせてはいけない雰囲気を醸し出すというのは大事です。だからあえて冗談を言ったり、自分から社員の輪に入っていくことを大切にしています。

    あとはリーダーシップを取る中で、海外や自衛隊で学んだのは、上に立ってても下から撃たれたら終わりだから、「上に立つのではなく前に立つ」ということで、現在も心がけています。

    これは自分の座右の銘にしていますね。リーダーシップにおいて、前に立つときは必ずみんなの間を割って前に立つ。みんなのグループの真ん中に行っていろんな意見を集めて、代弁していく立場というイメージで立っていますね。そういうリーダーシップが寛容じゃないかなと自分の人生の中で思います。

    ソエルテの経営で最も大事にしていることを教えてください。

    経営はビジネスなので、きちんと利益を上げることですね。利益を上げて、その利益をどうみんなに提供するか。物心両面の幸せをと尊敬する稲盛和夫氏は言ってるんですよ、お給料のみならず、「心」も「幸せだ」と、「ソエルテの社員でよかった」と思って貰うようにしたいですね。

    もちろん利益が上がった分、その個人個人の従業員の人たちを幸せにできるけれども、逆にいろんなことに挑戦できるんですよね。利益で「こういった社会課題があるからそれに向き合うためのお金にしよう」など、そういうことを常日頃考えている。だから、利益還元することによってサーキュレーションするんだなって思いますね。

    山上さんの地域への想いをお聞かせください。

    麻生区は長寿日本一に選ばれてるので、これから困っていく方がさらに増えていくと思います。一番つらいのは本人で、同じくらいつらいのが家族ですよね。親の介護という問題で、全部が崩れます。麻生区にそれだけの高齢者の方が集まってるイコール介護離職で苦しむ家族がいっぱいいるということなんですよ。僕は自分がそこの苦労に立ち向かって、この会社を起業できたけど、それは少数派で仕事を辞めざるを得ない方が多いですよ。だから、そういう人たちにもちゃんと目を向けて、地域のためには、ご利用者様はじめ家族も含めて助けたい。そこに手を添えるのが「ソエルテだから」と思っています。

    山上さんが今後、個人として今後チャレンジしたいことはありますか?

    川崎市を良くするということ、地域を良くすることを、より具体化できることをやっていきたいなと思っています。

    元々、国防で人を守ることを考えてきたから、それがマインドの中心となって、やり方が変わったけど、健康を守って、人を守っていきたいと思っています。