
今回は、神奈川県の医療法人知粋会 地域往診クリニックさがみはら様にお話を伺いました。
診療拠点:相模原市、町田市、多摩市、大和市、座間市、海老名市、横浜市緑区全域および隣接する市区町村
診療体制:チーム制で訪問を実施。院長をはじめ、事業所を兼務している医師も在籍。同法人に訪問看護の事業所もあり。
提供サービス:外来診療(十日市場のみ)、訪問診療
クリニック規模:医師数:15名患者数:約500名
当院は主治医制をとっていないため、複数の医師が交代で患者様を担当します。そのため、「この先生はこの患者様と相性が合わない」といった細かいNG条件や訪問不可の時間の制約を、これまではほぼスケジュール担当者頭の中で把握して調整していました。
スケジュール担当者以外のスタッフでは対応が難しいという課題がありました。
また、これまではスプレッドシートで医師ごとの予定を組み、それを電子カルテの「モバカルネット」に手入力で転記していました。患者様が400名規模まで増えてくる中で、この手作業にはかなりの時間を要していました。
大きなきっかけとなったのは、当院で利用している電子カルテ「モバカル」との連携が可能になったことです。二重入力の手間をなくすことは大前提でしたので、まずはこれがクリアされたことが再検討の入り口でした。
課題に感じていた、「属人化」と「スケジュールの作成時間の短縮」、そして「漏れをどれだけ防げるか」という課題を、ZESTの機能が確実に解決してくれると確信したのが導入の決め手です。
基本設定や、医師ごとのNG時間の設定など私の頭の中の情報をZESTに登録する必要があるので、大変でした。サポートの方に協力していただきながら進めましたが、ここをしっかり行わないと後の運用が回りません。苦労した点ではありますが、同時に、運用を成功させるために一番重要なステップだったと感じています。

「訪問漏れ」のリスクがなくなったことが最大の安心材料です。 以前は新規患者様の登録を手動で反映させていたため、どうしても入力漏れが発生するリスクがあり、非常に神経を使っていました。導入後はモバカルネットに登録すればZESTにも自動的に連携されるため、漏れは確実になくなりました。
また、ベースのスケジュールが自動で作成されるため、作業時間が大幅に短縮されました。まだ操作に慣れている段階ですが、最終的には従来の半分の時間で業務を完了できる見込みです。空いた時間を、電話対応や新規患者様の受け入れ準備など、他の重要な業務に充てられるようになったことも大きなメリットだと感じています。
当院のように患者様が多く、スケジュール作成や漏れのチェックに膨大な時間がかかっているクリニックには非常にお勧めです。 また、患者様が順調に増えている段階のクリニックであれば、早めに導入しておいた方が良いと思います。
数が多くなってからだと管理が大変になりますので、早いうちにこうしたシステムで基盤を作っておくことが重要だと感じました。
スケジュール作成業務の「標準化」を進めたいと考えています。 これまではスケジュール担当者が手打ちで行っていましたが、ツールを使えばベースは自動でできるため、今後は他の職員でも調整が可能な状態を作り、誰でも運用できるようにしていきたいです。
また機能面では、GPSによる位置情報の活用にも期待しています。緊急の往診依頼が入った際、今まではカルテを閉じて連絡を待つまで医師の居場所がわかりませんでしたが、GPSで現在地が把握できれば、「近くにいるこの先生にお願いしよう」といった迅速な判断が可能になります。今後はこうした機能も積極的に活用していきたいです。
導入事例一覧